ほんよんだまとめ(若干ネタバレ含む)
- 七日目は夏への扉
「ギリギリのところでバッドエンドになる」と言う作品があんまり好きではないので、
これもどうなるか、最後まで不安だった。まあ、何とかなって良かったかな。
タイトルはハインラインの夏への扉を捩ってるんだろうか。あれもまあ未来と過去を
行ったり来たりしたけど、こっちの内容的には高畑京一郎のタイムリープそのもの、
って感じかなあ。
- マツリカ・マハリタ
待望の文庫化。マツリカさん実にエロい。この作者なので、
「ああ、これはミスリード狙ってるな」と言う感じで案の定だった。
写真のところはギリギリかなあ。一応それまでに伏線は張られてたものの、
「間違いないわ」って先生言っちゃってるのはちょっともやもやする。
そう言えば、小説の神様出版時のツイートで打ち切りになった作品があるようなこと
言ってたけど、スキュラ&カリュブディスのことかなあ…。
クエスタリリカではないことを祈る。打ち切られてしまったと言う事実は悲しいけど、
非情なことを言わせてもらうなら、続きが読みたいのはスキュラ〜よりも
クエスタリリカなんだよなあ。
ここ最近でお気に入り且つ、注目作家の一人なので挫けず頑張ってほしい。
- きみの分解パラドックス
際どい。これはヒロインアウトだなあ。最後なんか綺麗にまとめようとしてるけど、
環希ちゃんよりも玲夏を何とかしたほうが良いんじゃなかろうか。
主人公も結局突き落としたわけじゃなかったのかよ!それで罪悪感感じてるのかよ!
みたいな感じで、登場人物の大半が歪んでいる。突き抜けすぎた感あるけど、
ここまでしないと売れないのかなあ。にしても間違った味付けな気はする。