Strange Days

残念だったな ただの日記帳だ

ほんよんだ

待ちわびた小説の神様下巻。一応まるく収まったんだけど、ちょっと消化不良感は否めない。文化祭の喫茶店とか図書委員の企画とかどうなったの、とか、なんか伏線ありそうだった水越先輩のシーンとか、一方的に敵視してただけっぽいけど、リカと詩凪の関係・リカとクラスメイトの温度差、その辺の結末とか、何より秋乃と真中さんの仲直りシーンが無かったのが頂けない。そこはエピローグだけで済ませて欲しくなったかなあ。ページ数の都合とかなのかな…。まあ本を書く意味、完結させた物語の続刊を出す意味。その辺は見つかったようで何より。若干予定調和って感じはする。真中さんが書けなくなった理由は何となく想像が付いていた。だって、それしかないもんね。
表紙のバックに居る二人、片方は秋乃だと思うけど、もう一人はリカ?ユイちゃん?真中さん?その辺が気になった。リカはもうちょい描写あっても良かったんじゃないかなあ。ユイちゃんはええ子やな…。ナナはちょっと空気でしたね…。
あとはあれだ。社会人になったら読書量は減るのか。これは多分「人による」としか言えないと思う。未成年のうちは財政の都合で本を買いたくても中々手を出し辛いのよね…。僕が学生の頃に比べても、今の文庫本って高くなってる(と思う)し。まあそれでも僕は中古本屋でバイトしてたので、読みたい作品は割と読めていたほうだと思う。新品買えなくてすんません…。さておき、社会人になると時間は減る。でも財政の状況は改善されるので、欲しい本を買えるようにはなる。積読が増える可能性も高いけど、それでも少なくとも購入はされることになる。他方で、時間が無くなったからと言う理由で例えば漫画作品だけ読むようになる人も居ると思う。1冊が1、2時間程度で読み終わるし。(ユイちゃん風に言うところの「コスパが悪い」か)さらに前述したような、学生の頃は財政の関係で買えなかったシリーズ作品を一気読みできる、みたいなところがあるから余計だと思う。
僕の場合は(書店員からは石を投げられるかもしれないけど)元々物凄い田舎に住んでてネット環境も無くて欲しい本があっても書店では品薄であまり手に入らなかった学生時代から、就職してから都会に出てきて一人暮らしするようになって、さらにAmazonのサービスで欲しい本は手に入れようと思えば、余程値が張る物でもない限り入手出来るようになったので、読書量は漫画も小説も(特に小説が)物凄い増えた。
まさに人による、としか言いようがねえよなあ、と思う。