Strange Days

残念だったな ただの日記帳だ

ベルガリアード物語マロリオン物語を読了。最後は感動の連続で涙が止まらなかった。

この本がどれくらい有名なのか知らなかったので、調べもせずに魔術師ベルガラスの
シリーズから読み始めてしまったのだけれど、逆にそれが結果となってベルガラスの長年
に渡る苦悩を知ることになり、マロリオンでの最後の、ポレドラと再び一緒に生きられる
ことになった時にはずっと泣きっぱなしだった。


文体って結構本を読む上で重要で、それが合わないとどんなに面白いと言われている作品
でも読み続けるのが苦痛になる。でもこのシリーズは僕に合った文体だったのか、読んで
いくことが堪らなく面白かった。


キャラクターも魅力的な人々ばかりで、それらの掛け合いや機知に富んだ会話、最初は
不仲だった人たちがお互いに和解していく様子にも読んでて笑みが漏れてくる。この辺は
翻訳した人の腕が良い、と言うのもあったのかな。因みに作品中で好きなキャラクターは
ベルガラス・ポレドラ夫妻とサディ。夫妻に関しては上記の通り、魔術師ベルガラスから
読み始めた影響だと思う。サディはジスを巡ってのリセルとの言い合いや、薬学に関する
知識で周りを圧倒し薬を使っての情報収集、戦闘では地味ながらも毒を塗った短剣で確実
に相手を仕留める冷静さ、冷徹さが好きだった。


表紙のイラストも良かった。特に新装版のベルガリアード物語を並べた時の、背表紙の狼
(ベルガラスかな)のイラストが大好き。


まだ手元には女魔術師ポルガラが残っているので感想を書くには早いかも知れないけど、
これも楽しみに、じっくりと読み進めて行きたい。