Strange Days

残念だったな ただの日記帳だ

ほんよんだ

訳あって年明けまで暫く本を読む時間が取れなかったので、年が明けてからその分を取り返すかのように読み散らかし中。
「賭博師は祈らない」が無事完結。「だから、さよならだ」『ずっと、そう祈っていましたから』
やっぱりそうなるしかないよね、と言う終わり方に。寂しいものはあるけど、お互いがすっきりと別れることが出来たのでとても良い結末だった。一応再会も示唆されてたし。
フィリーもアレだったのはちょっと意外。あの夜の会話シーンでの「……………………えぇ」が好き。自分で汚い大人と言いつつも、リーラの現状を教えるためのあの迎えのシーンとか、結構要所要所でラザルスに気付きを与えてる、良いキャラなのよね。
エディスもただ振り回されてる風に見えて、出来ることを考えて密かに行動していて、ラザルス好かれてるなあ。終盤でのラザルスがきっとこれは大切な言葉なのだろうな、と感じている会話も良いけど、その前の「『他人のために無償で何かを行う』。そんなの、この世界で最もありふれた資質よ」も好き。最後のシーンにキースが出てこなかったのもちょっと意外かな。最後は全員集合、と言う訳ではないけどある程度の主要メンバーの中で彼だけ出ていない気がする。ウィンストンもか。


作者はこの作品デビュー作なのかな。結構良い感じにまとまってたので、新しい作品が出るなら次もとりあえずは手を出すと思う。