ほんよんでる

賭博師は祈らない、の新刊が出てたので。ここ最近の注目作。刊行ペースが若干早い気がする。最初は1巻で終わるかなーと思ってたけど、2巻が出て、2巻も続きそうな気配を見せたと思ったら3巻が出た。
18世紀くらいのヨーロッパが舞台なのかな。タイトル通り、賭博師（と賭博）を題材にした作品で、主人公は「どうでもいい」が口癖の賭博師（所謂「ヤレヤレ系」なんだろうか）、ひょんなことから見受けすることになった奴隷を巡るいざこざに巻き込まれて、なんとか起死回生の一手で切り抜けるのが1巻。そこから1巻の行動の結果、都市に居られなくなってほとぼりを冷ます旅に出るのが2巻以降。
2巻で出てくる主要人物がそのまま3巻でも出てくるんだけど、その2巻で出てくるメイドの性格が中々良い。多分ある種のテンプレでもあるんだろうけど、主人をこき下ろす系のクールメイド。萌えとはちょっと違う方向のあざとさがある。まだ3巻の途中だけど。先が楽しみ。